パチンコ店では、会員登録をすると「会員カード」を発行できる場合があります。会員カードを使うと、遊技で獲得した玉・メダルをカードへ記録する「貯玉・貯メダル」や、後日の遊技に使う「再プレイ」を利用できることがあります。
ただし、会員カードのサービス内容、再プレイできる上限、利用できる貸玉料金、手数料、カードの有効期限などはホールによって異なります。作成前に、その店舗のルールを確認することが大切です。
会員カードでできること
- 獲得した玉・メダルを貯玉・貯メダルとして記録する
- 貯玉・貯メダルを後日の遊技へ使う
- 貯めた玉・メダルを後日景品へ交換する
- 持ち玉・持ちメダルを別の台へ移動する
- ホール独自の会員サービスを利用する
利用できる機能はホールごとに異なります。すべての店舗で同じサービスを受けられるわけではありません。
会員カードとは?
会員カードは、パチンコ店で会員登録をした利用者へ発行されるカードです。多くのホールでは、貯玉・貯メダル、再プレイなどのサービスに使われます。
店舗によっては、来店ポイント、遊技履歴、台データの閲覧、会員向け案内など、独自のサービスが付いている場合もあります。
会員カードは作らなくても遊技できる
一般的なパチンコ・スロットは、会員カードを作らなくても遊技できます。初めて訪れた店舗で必ず登録する必要はありません。
会員カードとICカードの違い
初心者が混同しやすいのが、会員カードと遊技台から返却されるICカードです。見た目が似ていても、役割や利用期間が異なります。
| 比較項目 | 会員カード | 一般的なICカード |
|---|---|---|
| 入手方法 | 会員登録をして発行 | サンドや専用ユニットから返却 |
| 主な用途 | 貯玉・貯メダル、再プレイ、会員サービス | 当日の現金残高、持ち玉・持ちメダルの一時記録 |
| 利用期間 | 会員規約・有効期限に従う | 現金残高の精算は当日中が基本 |
| 個人情報との紐付け | 登録者情報と紐付く | 一般的には会員登録なしでも利用可能 |
| 紛失時 | 本人確認後に停止・再発行できる場合がある | すぐに店員へ届け出る |
現金残高が入った一般的なICカードは、翌日以降に現金として精算できない店舗が多いため、退店前に残高を確認してください。
現金残高と貯玉は別の情報
カードに未使用の現金残高と貯玉・貯メダルが同時に記録される場合があります。現金残高は精算機、貯玉・貯メダルは再プレイや景品交換で使用します。
貯玉・貯メダルとは?
貯玉・貯メダルとは、遊技で獲得した玉やメダルを会員カードへ記録して保管するサービスです。
その日にすべて景品へ交換せず、後日まとめて景品交換したり、次回来店時の遊技へ使ったりできます。実物の玉やメダルを自宅へ持ち帰るわけではありません。
貯玉
パチンコで獲得した玉を会員カードへ記録します。1円・4円など貸玉料金ごとに分けて管理されるのが一般的です。
貯メダル
スロットで獲得したメダルを会員カードへ記録します。5円・20円など貸メダル料金ごとに分けて管理されます。
貯玉と持ち玉の違い
「持ち玉」は、当日に遊技で獲得して現在使える玉を指すことが多い言葉です。「貯玉」は、会員カードへ保存し、後日も利用できる状態を指します。
ホールや設備によって表示方法が異なるため、専用ユニットに「持玉」「貯玉」の両方が表示されている場合は、どちらを使用しているか確認してください。
再プレイとは?
再プレイとは、会員カードへ記録した貯玉・貯メダルや、ICカード内の持ち玉・持ちメダルを、遊技へ再利用する仕組みです。
一般的には、会員カードをサンドやスマパチ・スマスロの専用ユニットへ入れ、暗証番号などを入力した後、再プレイ・払出ボタンを押して台へ玉やメダルを移します。
再プレイの操作例
- 会員カードをサンドまたは専用ユニットへ入れる
- 画面に表示された貯玉・貯メダルを確認する
- 必要に応じて暗証番号を入力する
- 再プレイ・払出ボタンを押す
- 台へ補充された玉数・メダル枚数を確認する
ボタン名、暗証番号の有無、1回の払出単位は設備によって異なります。
会員カードを作る方法
会員カードを作りたい場合は、景品カウンターや店員へ「会員カードを作りたいです」と伝えます。店舗によっては、専用受付や申込端末が用意されています。
一般的に必要となるもの
- 運転免許証などの公的な本人確認書類
- 店舗所定の会員申込書への記入
- 暗証番号の設定
- 規約・個人情報の取り扱いへの同意
必要な書類、登録できる年齢、発行料金、再発行料金などは店舗によって異なります。本人確認書類の種類も、申込前に確認してください。
会員登録は本人が行う
会員カードには貯玉・貯メダルなどの情報が記録されるため、登録者本人が手続きを行います。他人名義のカードを借りて使用しないでください。
遊技終了後に貯玉する流れ
STEP1:玉・メダルを計数する
ドル箱、各台計数機、スマパチ・スマスロなど、店舗の設備に合わせて獲得した玉・メダルを計数します。
STEP2:会員カードを提示する
計数時または景品カウンターで会員カードを提示し、貯玉・貯メダルを希望することを伝えます。
STEP3:記録された数量を確認する
会員カードへ記録された玉数・メダル枚数を、レシート、専用端末、会員向けアプリなどで確認します。
STEP4:現金残高は別に精算する
会員カードやICカードに未使用の現金残高がある場合は、貯玉とは別に精算機で精算します。
計数から景品カウンターまでの基本的な流れは、パチンコ・スロットの景品交換方法で解説しています。
再プレイを利用するメリット
現金を追加せずに遊技できる
貯玉・貯メダルがあれば、再プレイ対応のホールでは現金で新しく玉やメダルを借りずに遊技を始められます。
端数を会員カードへ残せる
景品の交換単位に満たない余り玉・余りメダルを、カードへ貯められる店舗があります。少量ずつ残った玉やメダルを後日利用できます。
後日に景品交換できる
貯玉・貯メダルとして記録しておけば、その日に景品へ交換せず、別の日に景品交換できる場合があります。
玉・メダルの持ち運びが少なくなる
各台計数機やスマパチ・スマスロと組み合わせると、ドル箱やメダルを持って移動する必要が少なくなります。
メリットだけで予算を増やさない
貯玉・再プレイを使う場合でも、玉やメダルには価値があります。現金を直接使っていない感覚になりやすいため、1日に使用する上限を決めましょう。
作成前に確認したいルール
会員カードの利用条件は店舗ごとに異なります。次の項目を確認してから作成すると、想定と違うサービスだったという失敗を防げます。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 再プレイの有無 | 貯玉・貯メダルを遊技へ使えるか |
| 1日の上限 | 1日に再プレイできる玉数・メダル枚数 |
| 手数料 | 再プレイやカード発行・再発行に費用がかかるか |
| 貸出料金ごとの扱い | 1円・4円、5円・20円などを分けて管理するか |
| 乗り入れ | 異なる貸出料金間で貯玉を移動できるサービスがあるか |
| 有効期限 | カードや貯玉・貯メダルに期限があるか |
| 閉店・休業時の扱い | サービス終了時の告知・精算方法 |
| 再発行 | 紛失時の停止方法、本人確認、再発行条件 |
貸玉料金が違う玉・メダルの扱い
1円パチンコと4円パチンコ、5円スロットと20円スロットなど、料金が異なる玉・メダルは通常、別々に管理されます。
異なる貸玉・貸メダル料金のコーナー間で、実物の玉・メダルを勝手に移動して遊技することはできません。
一部のホールでは、会員カードを使った「乗り入れ」や、別料金コーナーへの移行サービスを行っている場合があります。ただし、利用条件はホール独自のため、必ず店員へ確認してください。
スマパチ・スマスロで会員カードを使う場合
スマパチ・スマスロでは、専用ユニットへ会員カードを入れ、貯玉・貯メダルの払出や再プレイを行います。
スマパチ
再プレイで払い出した玉は、実物の玉として上皿へ出るのではなく、筐体の持ち玉数へ加算されます。
スマスロ
再プレイで払い出したメダルは、実物として出てくるのではなく、遊技台のクレジットへ加算されます。
遊技終了時は、台に残った持ち玉・クレジットを専用ユニットへ計数してからカードを返却します。詳しい操作は、スマパチ・スマスロの遊び方と終了方法で確認してください。
カードを紛失した場合
会員カードやICカードを紛失したことに気付いたら、すぐに店員または景品カウンターへ申し出てください。
会員カードの場合は、本人確認後に利用停止や再発行を受けられる場合があります。一般的なICカードの場合は本人情報と紐付いていないこともあるため、発見が遅れるほど確認が難しくなる可能性があります。
紛失時に伝えるとよい情報
- カードを最後に使った台番号
- 遊技していた時間
- パチンコ・スロットのどちらか
- 貸玉・貸メダル料金
- カードの色や種類
- おおよその現金残高・持ち玉・持ちメダル
他人のカードを拾った場合
中身を確認したり使用したりせず、すぐに店員へ届けてください。台や精算機へ入れて確認しないようにしましょう。
会員カード利用時の注意点
暗証番号を他人へ教えない
暗証番号をメモしてカードと一緒に保管したり、他人へ伝えたりしないようにします。入力時も周囲から見られないように注意してください。
他人へ貸さない
会員カードは登録者本人が利用します。家族や友人であっても、貸し借りや共有は避け、店舗の会員規約に従ってください。
貯玉残高を定期的に確認する
レシート、店内端末、アプリなどで、貯玉・貯メダルの残高を定期的に確認します。記録に疑問がある場合は、早めに店舗へ相談してください。
長期間使わない場合は規約を確認する
有効期限や一定期間利用がない場合の扱いは、ホールの会員規約によって異なります。引っ越しや長期休止の前に確認しておくと安心です。
店舗の告知を確認する
閉店、休業、運営会社の変更、システム変更などで、貯玉サービスの手続きが必要になる場合があります。店内掲示、公式サイト、会員向け案内を確認してください。
会員カードに関するよくある質問
会員カードを作らないと遊べない?
一般的には、会員カードがなくても現金で玉・メダルを借りて遊技できます。貯玉・再プレイなどを利用したい場合に会員登録を検討します。
会員カードは無料で作れる?
無料で発行する店舗もありますが、発行・再発行の条件は店舗によって異なります。受付前に確認してください。
作るときに身分証は必要?
公的な本人確認書類を求める店舗が一般的です。利用できる書類は店舗へ確認してください。
貯玉は別の店舗でも使える?
同じ系列店であっても、店舗をまたいで利用できるとは限りません。カードを発行した店舗や会員規約を確認してください。
再プレイは無制限にできる?
1日あたりの上限を設けている店舗があります。上限数、払出単位、手数料などは店舗ごとに異なります。
貯玉はいつでも景品交換できる?
会員規約と店舗の営業時間・受付条件に従います。本人確認や暗証番号が必要になる場合があります。
カードを忘れた場合は貯玉を使える?
会員カード本体が必要となるのが一般的です。スマートフォン連携などを提供する店舗もありますが、利用条件は店舗ごとに異なります。
退会すると貯玉はどうなる?
退会手続き前に、貯玉・貯メダルの景品交換などが必要になる場合があります。残高がある状態で自己判断によりカードを処分せず、景品カウンターで確認してください。
サービス内容を確認してから会員カードを作ろう
会員カードは、獲得した玉・メダルを貯玉・貯メダルとして記録し、後日に再プレイや景品交換へ利用できる便利な仕組みです。
一方で、再プレイ上限、手数料、貸出料金間の移動、有効期限、再発行などのルールは店舗ごとに異なります。作成前に、自分が利用したいサービスへ対応しているか確認してください。
利用中は、現金残高と貯玉・貯メダルを区別し、暗証番号やカードを適切に管理しましょう。遊技終了時は、台に残った玉・メダルを計数し、カードを受け取ったことを確認してから席を離れてください。
初めてホールへ行く流れから確認したい方は、入店から退店までの初心者向けガイドもあわせてご覧ください。