スロットの機種説明には、AT、ART、RT、CZ、ボーナスなど、似たような言葉が多く登場します。初心者のうちは、どの状態でメダルが増えるのか、何をすればよいのか分かりにくいかもしれません。
ATは押し順や図柄のナビに従ってメダルを増やす状態、ARTはATとRTの特徴を組み合わせた状態、RTはリプレイが増えてメダルの減少を抑える状態です。CZは、AT・ART・ボーナスなどへの当選を目指すチャンス区間を指します。
最初に覚えたい違い
- AT:押し順・図柄ナビに従ってメダルを増やす状態
- ART:ATとRTが同時に働く状態
- RT:リプレイ確率が上がり、メダルの減少を抑える状態
- CZ:AT・ART・ボーナスなどへの当選を目指すチャンス区間
- ボーナス:図柄揃いなどで始まり、まとまったメダルを獲得する役
- 疑似ボーナス:ATの仕組みを利用し、ボーナスのように見せる状態
ATとは?
ATは「アシストタイム」の略です。液晶、音声、ランプなどに表示される押し順・図柄ナビへ従うことで、ベルなどを入賞させてメダルやクレジットを増やします。
現在のスマスロ・AT機では、通常時にATを目指し、当選後はAT中の押し順ナビへ従って遊ぶゲーム性が広く使われています。
AT中の基本操作
- レバーを操作する
- 液晶やランプに押し順が表示されているか確認する
- 「1」が表示されたリールから停止する
- 続けて「2」「3」の順に押す
- 「○○を狙え」と出た場合は指定図柄を狙う
押し順を間違えると、ベルなどが揃わず払い出しを受けられない場合があります。ナビの見方は、スロットの押し順ナビ解説で詳しく確認できます。
AT中は画面を確認してから押す
スマートフォンを見ながら操作したり、ナビを確認せず先にボタンを押したりしないようにしましょう。急ぐ必要はないため、数字の位置を確認してから停止します。
ARTとは?
ARTは「アシストリプレイタイム」の略です。押し順・図柄ナビを行うATと、リプレイ確率が高くなるRTが同時に働く状態を指します。
リプレイによってメダルの減少を抑えながら、ナビされた小役を入賞させてメダルを増やします。
ATの特徴
押し順や図柄を案内し、ベルなどを入賞させてメダルを増やします。
RTの特徴
リプレイ確率が上がり、次ゲームの投入を減らしてメダルの減少を抑えます。
ART中もナビへ従うことが基本です。機種によってはボーナスとARTを組み合わせた「A+ART機」もあります。
RTとは?
RTは「リプレイタイム」の略です。通常時よりリプレイの成立確率が高くなり、メダルの減少を抑えながら遊べる状態です。
リプレイが揃うと、次の1ゲームを新しいメダル投入なしで遊べます。RTはメダルが急速に増える状態とは限らず、現状維持または減少を抑える目的で使われることがあります。
RTが始まる主なきっかけ
- ボーナス終了後
- 特定の図柄・出目が停止した後
- 規定ゲーム数への到達
- 特定状態への移行
開始条件、終了条件、継続ゲーム数は機種ごとに異なります。
CZとは?
CZは「チャンスゾーン」の略です。特定の条件を満たすことで、AT・ART・ボーナスなどへの当選を目指す状態を指します。
CZへ入っただけではAT当選が確定しない機種が多く、CZ中の小役、押し順、ポイント、演出結果などによって成功・失敗が決まります。
CZ成功
AT・ART・ボーナスなどへ当選し、次の出玉区間へ進みます。
CZ失敗
通常時へ戻ることが一般的です。スルー回数やポイントを引き継ぐ機種もあります。
CZ中に確認すること
- 押し順ナビが出ていないか
- 指定図柄を狙う必要がないか
- 残りゲーム数・ポイント
- 成功条件と期待度
- 失敗後に前兆や復活演出が残っていないか
CZは当たり確定ではない
名称に「チャンス」と付いていても、CZ突入だけでAT・ボーナスが確定するわけではありません。最終演出が終わるまで結果を確認しましょう。
ボーナスとは?
ボーナスは、まとまったメダルを獲得できる役です。ノーマルタイプなどでは、BIG・REGのボーナス図柄を有効ラインへ揃えることで始まります。
| 種類 | 一般的な特徴 |
|---|---|
| BIG BONUS | REGより獲得枚数が多いことが一般的 |
| REG BONUS | BIGより獲得枚数が少ない小型ボーナスとして使われることが多い |
| 機種固有ボーナス | 名称・獲得枚数・終了条件が機種ごとに異なる |
本物のボーナスは、内部的に成立した後、対象図柄を揃えて開始する機種があります。図柄を揃える操作については、スロットの目押し解説をご覧ください。
疑似ボーナスとは?
疑似ボーナスは、ATの仕組みを利用して、見た目や遊技感をボーナスのようにした状態です。
液晶に「BONUS」と表示され、一定ゲーム数や一定枚数まで押し順ナビへ従って消化する形式が多くあります。
本物のボーナス
ボーナス役が内部成立し、対応図柄を揃えることで開始する仕組みがあります。
疑似ボーナス
ATの一部として管理され、押し順ナビに従ってボーナスのように消化します。
疑似ボーナスの終了後にATへ入る機種、AT中に疑似ボーナスを抽選する機種など、役割はさまざまです。
AT・ART・RT・CZ・ボーナスの比較
| 状態 | 主な目的・役割 | 初心者がすること |
|---|---|---|
| AT | ナビで小役を入賞させ、メダルを増やす | 押し順・図柄ナビへ従う |
| ART | ATとRTを組み合わせてメダルを増やす | ナビへ従い、終了条件を確認する |
| RT | リプレイを増やしてメダル減少を抑える | 機種の基本手順で遊技する |
| CZ | AT・ART・ボーナスへの当選を目指す | ナビ・指定図柄・成功条件を確認する |
| ボーナス | まとまったメダルを獲得する | 必要なら図柄を揃え、案内どおり消化する |
| 疑似ボーナス | ATをボーナスのように見せて出玉を増やす | 押し順ナビへ従う |
通常時からATまでの基本的な流れ
AT機では、次のような流れが使われることがあります。
- 通常時を遊技する
- チェリー・スイカ、規定ゲーム数、周期などで抽選を受ける
- 前兆演出が始まる
- CZへ突入する
- CZに成功してATへ入る
- AT中は押し順・図柄ナビへ従う
- 規定ゲーム数・枚数・セット終了で通常時へ戻る
CZを経由せずATへ直接当選する「直撃」や、ボーナスを経由してATへ入る機種もあります。
チェリー・スイカなどについては、スロットの小役解説で確認できます。
前兆とは?
前兆は、AT・ART・CZ・ボーナスなどの当否を告知する前に、演出が連続して発生する状態です。
前兆には、内部的に当選している「本前兆」と、期待させながら非当選となる「フェイク前兆」があります。
連続演出の最終結果が出る前に席を離れると、当選を確認せずやめてしまう可能性があります。演出やステージが続いている場合は、機種ごとの終了条件を確認しましょう。
純増枚数とは?
純増枚数は、AT・ART・疑似ボーナスなどを1ゲーム消化したときに、投入分を差し引いて平均何枚増えるかを示す目安です。
「純増約3.0枚/G」なら、長期的な平均として1ゲームにつき約3枚増える設計を表します。
毎ゲーム同じ枚数が増えるわけではない
リプレイ、ハズレ、ベルなどが混ざるため、1ゲームごとの増減は変わります。純増は区間全体を平均した目安です。
ゲーム数管理・差枚数管理・セット管理
ATの終了条件には複数の形式があります。
| 管理方式 | 基本的な内容 |
|---|---|
| ゲーム数管理 | 残りゲーム数が0になるまで継続する |
| 差枚数管理 | 規定の純増差枚数を獲得するまで継続する |
| 枚数管理 | 規定の獲得枚数を目安に継続する |
| セット管理 | 1セットごとに継続抽選を行う |
| 継続率管理 | 機種ごとの継続抽選に当選する限り続く |
上乗せによって残りゲーム数・差枚数・セット数が増える機種もあります。
AT中に遊技を止めてもいい?
押し順ナビが出ているAT・ART中は、基本的に区間が終了するまで遊技を続けます。
休憩や緊急の事情がある場合は、ナビ中のゲームを最後まで停止させてから、呼び出しボタンで店員へ相談してください。
ナビ表示中のまま席を離れない
リール回転中や停止途中の状態で放置しないようにします。まず1ゲームを完了させ、画面の状態を確認してください。
AT・ボーナス終了後に確認すること
終了画面が表示された後、すぐに通常画面へ戻っても、確認が必要な機種があります。
- 復活・引き戻し演出が残っていないか
- 前兆ステージへ移行していないか
- 終了画面に設定・モード示唆がないか
- ポイントや周期が途中ではないか
- 次回天井が短縮されていないか
- クレジットや持ちメダルが残っていないか
終了後の確認ゲーム数ややめどきは機種ごとに異なります。別機種のルールをそのまま使わないようにしましょう。
有利区間との関係
有利区間は、AT・ARTなどの押し順・図柄ナビに関係する抽選が行われる区間です。
AT開始・終了、有利区間の切り替わり、天井やモードの扱いは機種ごとに異なります。「AT終了=必ず有利区間終了」と一律に判断することはできません。
初心者は、有利区間の細かな仕組みをすべて覚えるより、対象機種のAT終了後の確認事項とやめどきを確認することが重要です。
Aタイプ・AT機・ART機の違い
Aタイプ・ノーマルタイプ
主にBIG・REGなどのボーナスでメダルを増やします。完全告知機は初心者にも当選が分かりやすい傾向です。
AT機・ART機
通常時からCZ・AT・ARTなどを目指し、ナビに従ってメダルを増やします。
ノーマル、AT、BT、スマスロなどの台選びは、スロット初心者向けの台の選び方で詳しく解説しています。
初心者が間違えやすいこと
CZへ入ったらAT確定だと思う
CZはATなどを目指すチャンス区間で、失敗して通常時へ戻る場合があります。
BONUS表示はすべて本物のボーナスだと思う
ATの仕組みを使った疑似ボーナスもあります。ボーナス図柄を揃える必要があるか、押し順ナビで始まるかを確認します。
AT中に目押しだけを意識する
図柄より先に押し順を確認します。数字ナビを間違えると払い出しへ影響する場合があります。
RTならメダルが大きく増えると思う
RTはリプレイを増やして減少を抑える状態で、ATのように大きく増えるとは限りません。
AT終了後すぐに席を離れる
復活、引き戻し、前兆、設定示唆などが残っている機種があります。対象機種のやめどきを確認します。
AT・ART・CZに関するよくある質問
ATとARTは同じですか?
同じではありません。ATは押し順・図柄ナビを行う状態で、ARTはATとRTが同時に働く状態です。
CZへ入ればATに当選しますか?
必ず当選するわけではありません。CZ中の抽選や演出結果によって成功・失敗が決まる機種が多くあります。
AT中は目押しが必要ですか?
押し順だけ守ればよいゲームと、指定図柄を狙うゲームがあります。画面・音声の指示を確認してください。
RT中はメダルが増えますか?
リプレイが増えてメダルの減少を抑える状態です。機種によっては微増しますが、必ず増えるとは限りません。
疑似ボーナスとBIGは同じですか?
仕組みが異なる場合があります。疑似ボーナスはATをボーナスのように見せる状態で、押し順ナビに従って消化する機種があります。
AT中に押し順を間違えたら終わりますか?
影響は機種によって異なります。払い出しを受けられない、警告が表示されるなどの場合がありますが、必ず終了するとは限りません。
スマスロはすべてAT機ですか?
AT機が多くありますが、スマスロはメダルレスの管理方式を表す言葉です。機種タイプは個別に確認してください。
AT終了後はすぐやめていいですか?
機種によって異なります。引き戻し、前兆、終了画面、ポイント、天井短縮などの確認が必要な場合があります。
ATはナビ、CZはATを目指す区間と覚えよう
ATは押し順・図柄ナビへ従ってメダルを増やす状態、ARTはATとRTを組み合わせた状態、RTはリプレイを増やしてメダルの減少を抑える状態です。
CZはAT・ART・ボーナスなどへの当選を目指すチャンス区間で、CZへ入っただけでは当選が確定しない場合があります。ボーナスには図柄揃いで始まるものと、ATを利用した疑似ボーナスがあります。
初心者は、画面のナビへ従い、CZ・AT・ボーナスの最終結果が出るまで確認することが大切です。終了後のやめどきは機種ごとに異なるため、対象機種の情報を確認しましょう。
メダル・クレジット・MAX BETなどの操作は、スロットのクレジットとMAX BET解説で確認できます。
AT、ART、RT、CZなどの言葉をまとめて確認したい場合は、パチンコ・スロット初心者用語集もあわせてご覧ください。