スロットの機種情報では、「コイン持ち約32G」「50枚あたり約35G」「千円ベース約31G」といった表記を目にすることがあります。
コイン持ちとは、一般的にメダル50枚で何ゲーム遊べるかを表す目安です。同じ50枚でも多く回せる台は「コイン持ちが良い」、少ないゲーム数しか回せない台は「コイン持ちが悪い」と表現されます。
ただし、毎回同じゲーム数を回せるわけではありません。ベル・リプレイなどの成立回数によって、実際に遊べるゲーム数は上下します。
最初に覚えたいポイント
- コイン持ちは、基本的にメダル50枚で回せるゲーム数の目安
- 50枚あたりのゲーム数が多いほどコイン持ちが良い
- 20円スロットでは1000円で約50枚を借りるのが一般的
- ベル・リプレイなどの成立回数によって実戦値は変わる
- 公表値と1回ごとの結果は一致しない
- コイン持ちだけで勝ちやすさや設定を判断できない
スロットのコイン持ちとは?
コイン持ちは、一定枚数のメダルで何ゲーム遊技できるかを表す言葉です。一般的には、メダル50枚あたりのゲーム数で示されます。
たとえば、機種情報に「50枚あたり約33G」と掲載されている場合、長期的な平均では50枚で約33ゲーム遊べる設計という意味です。
50枚で40G回る
同じ枚数で多くのゲームを遊べるため、比較的コイン持ちが良い結果です。
50枚で25G回る
使うメダルに対してゲーム数が少なく、比較的コイン持ちが悪い結果です。
公表値は毎回の保証ではない
50枚あたり約33Gの機種でも、ある50枚では25G、別の50枚では42Gなど、結果が大きく変わることがあります。
50枚は何円分?
一般的な20円スロットでは、メダル1枚あたり約20円で、1000円で約50枚を借ります。
ただし、貸出単位、消費税の扱い、ホール設備によって、1000円で実際に貸し出される枚数が50枚より少ない場合があります。
| 主なレート | メダル1枚の目安 | 1000円分の単純計算 |
|---|---|---|
| 20円スロット | 約20円 | 約50枚 |
| 10円スロット | 約10円 | 約100枚 |
| 5円スロット | 約5円 | 約200枚 |
実際の貸出枚数・貸出単位はホールによって異なります。サンド・専用ユニットの表示を確認してください。
5円・20円スロットの違いは、5スロと20スロの違いを解説した記事で確認できます。
コイン持ちが変わる理由
スロットは一般的に1ゲームあたり3枚をBETします。小役やリプレイが一度も成立しなければ、50枚だけで遊べるのは単純計算で16ゲーム程度です。
実際にはベル・チェリー・スイカなどの払い出しや、追加投入なしで次ゲームを遊べるリプレイが成立するため、50枚で16ゲームより多く遊べます。
ゲーム数を増やす主な要素
- ベルなど払い出しがある小役
- 追加のBETなしで遊べるリプレイ
- 1枚役・複数枚役
- 機種固有の特殊な払い出し
- ボーナス・ATなどへの当選
ベル・チェリー・リプレイなどの違いは、スロットの小役を初心者向けに解説した記事をご覧ください。
ベルが多いとコイン持ちは良くなる?
払い出しのあるベルが多く成立すれば、その区間ではメダルの減少が抑えられ、コイン持ちが良くなる傾向があります。
ただし、ベルの払い出し枚数、成立確率、押し順、取りこぼしの有無は機種によって異なります。
ベル確率だけでは決まらない
コイン持ちはベルだけでなく、リプレイ、ほかの小役、払い出し枚数などを含む全体のバランスで決まります。
リプレイが多いとコイン持ちは良くなる?
リプレイはメダルの払い出しではありませんが、追加のBETなしで次の1ゲームを遊べる再遊技です。
そのため、リプレイが多く成立する区間では、メダルの減少が抑えられ、50枚で遊べるゲーム数が増えやすくなります。
RT中は通常時よりリプレイ確率が高くなり、メダルの減少を抑える仕組みが使われます。
AT・ART・RTの違いは、スロットのAT・ART・RT・CZ解説で確認できます。
50枚あたりのゲーム数を実戦で測る方法
実際のコイン持ちは、一定枚数を使って何ゲーム遊べたかを記録すると計算できます。
50枚だけを用意して測る方法
- クレジットや下皿の枚数を50枚にそろえる
- 開始ゲーム数を記録する
- 追加の貸出をせず通常時を遊技する
- 50枚を使い切った時点のゲーム数を記録する
- 終了ゲーム数から開始ゲーム数を引く
開始が100G、50枚を使い切った時点が134Gなら、その区間は50枚で34G回ったことになります。
ボーナス・AT当選時は区間を分ける
通常時のコイン持ちを測る場合、途中でボーナス・ATへ当選した区間は分けて記録します。出玉区間を含めると、通常時のコイン持ちを正しく比較できません。
使用枚数が50枚でない場合の計算方法
100枚・150枚など、50枚以外を使った結果から、50枚あたりのゲーム数へ換算できます。
50枚あたりのゲーム数
消化ゲーム数 ÷ 使用枚数 × 50
100枚で68G回った例
68÷100×50で、50枚あたり34Gです。
150枚で105G回った例
105÷150×50で、50枚あたり35Gです。
| 使用枚数 | 消化ゲーム数 | 50枚あたり |
|---|---|---|
| 50枚 | 32G | 32G |
| 100枚 | 68G | 34G |
| 150枚 | 105G | 35G |
1000円あたりのゲーム数を計算する方法
1000円で借りられる枚数が50枚なら、50枚あたりのゲーム数と1000円あたりのゲーム数はほぼ同じ意味で使えます。
1000円で46枚など、50枚より少ない貸出の場合は、50枚あたりの公表値をそのまま1000円あたりへ置き換えられません。
1000円で46枚、50枚あたり34Gの例
1000円あたりの概算
50枚あたりのゲーム数 ÷ 50 × 実際の貸出枚数
34÷50×46で、1000円あたり約31.3Gが概算です。
貸出枚数を確認する
「20円スロット」でも1000円で必ず50枚貸し出されるとは限りません。サンド・専用ユニットの貸出表示を確認しましょう。
ベース・千円ベースとは?
機種情報で使われる「ベース」は、通常時に一定枚数で回せるゲーム数を表す言葉です。
「千円ベース」は、1000円分のメダルで回せるゲーム数の目安として使われます。
50枚あたり
メダル50枚を基準にしたゲーム数。貸出条件に左右されにくい表記です。
1000円あたり
実際に1000円で借りられる枚数を基準にしたゲーム数です。
機種比較では「50枚あたり」なのか「1000円あたり」なのか、条件をそろえて確認してください。
コイン持ちが良い機種は勝ちやすい?
コイン持ちが良い機種は、同じ当選ゲーム数まで進むために必要なメダルが少なくなりやすい特徴があります。
ただし、勝ちやすさはコイン持ちだけでは決まりません。
- ボーナス・AT初当たり確率
- 平均獲得枚数
- 出玉率・機械割
- 天井・ゾーン
- 設定
- 目押し・小役の取りこぼし
回りやすさと出玉性能は別
コイン持ちが良くても初当たりが重い機種や、コイン持ちが低めでもATの出玉性能が高い機種があります。総合的なスペックを確認しましょう。
コイン持ちから必要予算を概算する
天井や目標ゲーム数までに必要な金額は、コイン持ちを使って概算できます。
必要枚数の概算
必要枚数
残りゲーム数 ÷ 50枚あたりのゲーム数 × 50枚
残り500G、50枚あたり32Gの例
500÷32×50で、必要枚数は約781枚です。
20円スロットで1000円あたり50枚借りられると仮定すれば、約15,625円分です。
小役の偏り、貸出枚数、途中当選などによって実際の必要額は変わります。
予算の決め方は、スロット初心者の予算目安と使いすぎ対策で詳しく解説しています。
天井までの計算に使うときの注意
現在ゲーム数から天井までの残りゲーム数を出し、コイン持ちで必要額を見積もる方法があります。
ただし、データ表示器の数字と内部天井ゲーム数が一致しない機種や、前兆分の追加ゲームが必要な機種があります。
- 天井の起点がAT間・ボーナス間のどちらか
- CZ・疑似ボーナスでゲーム数がリセットされるか
- 設定変更後に天井が短縮されるか
- 天井到達後に前兆があるか
- 実際の貸出枚数
天井の条件は、スロットの天井・ゾーン・前兆解説で確認できます。
スマスロにもコイン持ちはある?
スマスロは実物のメダルを使いませんが、電子情報として貸出枚数・投入枚数・払い出し枚数を管理します。
そのため、スマスロでも「50枚あたり約○G」という形でコイン持ちが示されます。
実物のメダルを投入しない点以外は、50枚分のクレジットで何ゲーム遊べるかという考え方は同じです。
スマスロの貸出・計数方法は、スマパチ・スマスロの違いと遊び方で確認できます。
設定でコイン持ちは変わる?
機種によっては、ベル・小役確率などに設定差があり、設定によって実際のコイン持ちが変わる場合があります。
一方、設定差がほとんどない小役だけで構成され、コイン持ちの差が小さい機種もあります。
コイン持ちだけで設定を判断しない
短時間では小役が多い・少ない偏りがあります。設定推測ではAT初当たり、ボーナス、小役、終了画面などを総合します。
設定の基本は、スロットの設定・設定差・機械割解説をご覧ください。
目押し・押し順ミスでコイン持ちは変わる?
チェリー・スイカなどを取りこぼした場合や、押し順ナビを間違えた場合は、受けられるはずだった払い出しを失うことがあります。
その結果、正しい手順で遊技した場合より実際のコイン持ちが悪くなる可能性があります。
- 通常時の基本的な打ち方を確認する
- チェリー・スイカ停止時は中・右リールも確認する
- 押し順ナビは数字の順に押す
- 指定図柄が出たら目印を狙う
押し順ナビはスロットの押し順ナビ解説、図柄を狙う方法はスロットの目押し解説で確認できます。
実戦値を記録するときの注意
コイン持ちを比較するときは、同じ条件で記録します。
そろえる条件
- 通常時だけを対象にする
- ボーナス・AT・CZ中を除外する
- 貸出分と持ちメダルを混同しない
- 押し順ミス・取りこぼしを記録する
- 開始・終了ゲーム数を正確に残す
- 50枚だけでなく複数回の平均を見る
1回の50枚だけで判断しない
小役とリプレイの偏りが大きいため、複数回・多くのゲーム数を記録したほうが公表値と比較しやすくなります。
初心者が間違えやすいこと
50枚あたりと1000円あたりを同じと思う
1000円で50枚借りられないホールでは、同じ数字になりません。実際の貸出枚数を確認します。
50枚で公表値どおり必ず回ると思う
ベル・リプレイの偏りによって、1回ごとのゲーム数は大きく変わります。
コイン持ちが良い台は高設定だと思う
短時間の小役の偏りでも良く見えます。コイン持ちだけで設定は判断できません。
コイン持ちが良ければ勝てると思う
初当たり、出玉率、平均獲得枚数なども関係します。
AT中のゲーム数を含めて計算する
通常時のコイン持ちを測る場合、AT・ボーナス中は分けて記録します。
スマスロにはコイン持ちがないと思う
実物のメダルは使いませんが、電子クレジット50枚あたりのゲーム数として同じ考え方を使います。
コイン持ちに関するよくある質問
コイン持ちとは何ですか?
一般的に、メダル50枚で何ゲーム遊べるかを表す目安です。多く回せるほどコイン持ちが良いと表現します。
50枚で必ず公表値どおり回りますか?
必ず同じにはなりません。ベル・リプレイなどの成立回数によって、毎回のゲーム数は変わります。
20円スロットの50枚はいくらですか?
単純計算では約1000円分です。ただし、ホールの貸出単位や消費税の扱いによって、1000円で貸し出される枚数が異なる場合があります。
コイン持ちの計算方法は?
消化ゲーム数を使用枚数で割り、50を掛けます。100枚で68Gなら、68÷100×50で50枚あたり34Gです。
コイン持ちが良い台は高設定ですか?
断定できません。設定差がある小役によって変わる機種もありますが、短時間の偏りも大きいため、ほかの設定差と合わせます。
リプレイでメダルは増えますか?
メダルの払い出しはありませんが、追加BETなしで次ゲームを遊べるため、メダルの減少を抑えます。
スマスロでも50枚あたりで表示しますか?
表示します。実物のメダルではなく電子情報で管理しますが、50枚分のクレジットで遊べるゲーム数として示されます。
コイン持ちから天井までの金額を出せますか?
概算できます。ただし、小役の偏り、貸出枚数、前兆、途中当選などで実際の金額は変わります。
50枚あたりのゲーム数を条件をそろえて確認しよう
スロットのコイン持ちは、一般的にメダル50枚で遊べるゲーム数を表します。50枚で多くのゲームを回せるほど、コイン持ちが良い結果です。
実際のゲーム数はベル・リプレイなどの成立回数によって変化します。公表値どおりに毎回回るわけではなく、1回の50枚だけで設定や台の良し悪しを判断できません。
機種を比較するときは、50枚あたり・1000円あたりのどちらで掲載されているかを確認し、実際の貸出枚数もそろえましょう。予算計算に使う場合は、概算より多く必要になる可能性も考えてください。
メダルを借りてから遊技を終えるまでの基本操作は、スロットのやり方を初心者向けに解説した記事で確認できます。
コイン持ち、ベース、リプレイ、差枚数などの用語は、パチンコ・スロット初心者用語集にもまとめています。